販売員という仕事

販売員は技術職です。

ここ数ヶ月、「百貨店」と呼ばれる場所でお仕事しておりました。

ヒト・モノ・バショ(コト)が揃っている職場です。

日々、数えきれない人々のご来店。最初は目を回したりしましたが、次第に慣れて、行き交うお客様にどんな提案が出来るかと考えるようになりました。

この仕事は売上高が命です。

しかし営業時間には限りがありますから、常に数字と時間の意識がないと、流れる業務に翻弄されて、気が付くと閉店時間となってしまいます。

予算は日別、月間、年間とありますから、まずは日々を達成するところから考える方向です。

販売スタイルは担当ブランドによって決まっている部分もありますが、基本以外は自分流であるといえると思います。

つまり、100人の販売員が居れば、販売スタイルも100通り。

数字の目標はあれど、皆が個人事業主のようなものです。

時には、販売員通しぶつかり合いもありますが、同じ目標を持った同志と思った方がやりやすいでしょう…

この仕事での楽しさは、お客様への提案が上手くマッチングした時です!

その点ではヒトとモノのコンサルタントとも言えると思います。

ただこのコンサルが瞬時に出来るようになるにはある程度、年数を働く必要はあるし、その時代に合った販売センスは必須です。

私個人の感想ですが、販売した当日ではなく、リターンして、先日の購入品が良かったと言われた時にはニンマリし、嬉しくなります。

また人によってはお電話頂いたり、お手紙頂いたり、感謝の気持ちを頂く度、この仕事をやっていて良かったなと思います。

数字と時間の意識をし、マッチング、コンサルティング、そしてセンス。そして最終的には管理能力。

全て揃って販売員が出来ます。

近い未来、AI(人工知能)搭載の販売ロボットがスタッフの一員になるかもしれない。

お客様が希望だけ入力すれば、それに見合ったモノを提案してくれるかもしれない。

しかし「センス=感覚」だけは真似できないと思います。

センスをキープし、数字と時間の意識を持ち、マッチング技術、コンサルティング技術、管理技術を常に磨いていけば、向上できるのではと思います。

という事で、

販売員は技術職と言えるのです。

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