今年のアマゾン・ファッション・ウィーク。
2017年3月の事で、5ヶ月前のことですが、3〜4ブランドを観ることが出来ました。
中でもこちらのショーが印象的でした。
ストリート・ファッションらしくホール外の通路(ストリート)をランウェイに作品発表。
「ファッションが好き」を素直に等身大に表現した良いショーだと思いました。






10月22日(土)に観たのはEtosence(エトセンス)
白い棒が立てられたランウェイでした。メンズ中心のブランドで、時折レディースが入るショー構成で、上質でシンプルなライン。
サイズレス、ジェンダーレスのスタイルで、色やレイヤードで変化しつつ、パンツのサイドがジッパーで開きスリットになったり、袖が左右で違ったりと遊び感が有りました。
渋谷ヒカリエAホールで行われたショーは土曜日とあってか立ち見もあり、満員状態。
若いファッションピープル含め、それぞれに真剣な眼差しでショーを見ていたのが印象的でした。
ETHISENS
今まで冠スポンサーだったメルセデスベンツに代わりアマゾンがスポンサーとなり、2017年春夏のファッションウィークが開催されました。
これまで通り渋谷界隈にて、ランウェイはヒカリエホールを中心に発表されました。
ヒカリエ前にディスプレイされているのは映像投影出来るキューブ型のオブジェ。かつてベンツが置かれていた場所です。
ディスプレイには少し懐かしいAIBOも。「ファッションウィークは〜」と語っていました。
この日観たのはJOHAN KU(ヨハン・クー)
光る加工をしたニットを見たのは5年前ですが、今やメンズ、レディース提案のトータルのブランドに成長していました。
コレクションの様子は公式HPから見れます↓
ご無沙汰しております。色々と事情があり、Blogを書けないでおりました。
そんな間にも市場にメイド・イン・ジャパンのお洋服増えましたね。個人的に嬉しい限りです。
今日は日本製ではないですが、先日観に行ったルイ・ヴィトンの展覧会について書きたいと思います。
入場無料とさすがラグジュアリーブライトならではの懐の大きさ。
トランクバッグを作り始めた創始者。
衣服を入れたり、靴を入れたり用途に合わせた数々のトランク。
シンディ・シャーマンとのコラボレーション。
ダミアン・ハーストとのコラボレーション。なんと手術道具入れとの事。
ご存知日本のアーティスト。村上 隆とのコラボレーション。
砂漠に海に旅する時は、、ルイ・ヴィトンならではの提案がありました。
車のタイヤ入れだったり、香水に爪磨き入れだったり、すっぽりとサイズぴったりな箱型キャリー達。
中でもお気に入りは本棚付きトランクとレコードトランク。(レコードトランクは写せませんでした。)
贅沢品であり、限られた人しか使えなかったにしろ、生活必需品を入れ、安全に運ぶために設計されたトランク。その時代の技術を組み込んで職人達の手によって一つ一つ作られたモノは感動でした。展示最後の部屋には現在の職人さんが革のタグを制作している所を見ることが出来ました。
ルイ・ヴィトンが提案する旅と一緒に歴史と伝統を感じることができる、そんな展覧会です。(もちろん関わったデザイナー達の主たる作品も展示。最新の二コラ・ジェスキエールも有りますよ。)
館内は美術館にあるような音声ガイドがあり、聞きながらの鑑賞もオススメです。
スタッフの方々はスマートな対応で、作品、空間、雰囲気共に贅沢でした。
ルイ・ヴィトン展覧会
6月19日まで。
10月の17日(土)は、ACE-CREATION(エース・クリエイション)のショーに行きました。
会場には大きな白い球体があり、どんなランウェイになるのだろうと思ったら、辺りが真っ暗になり、球体が割れ、中からはロボットが!
エース・クリエイションのショーにようこそとご挨拶。
子供から花束を手渡され受け取り、その後ショーがスタート。
プリントはシンプルな合わせやすそうな柄。
トリミングを縦に付けたパンツ。
この装飾も面白いですね。
上記のトップスの朱色(赤)シリーズ。日本らしくもある柄ですね。左のジャケットは繋ぎ目が特殊な縫製との事。
ニットなのかシースルー素材なのか遠目で判らなかったワンピース。ホールガーメント(無縫製)ニットでした。透けた感じの見せ方が新しいなと思いました。
どこまでもリボンかトリミング素材を繋げたような、手数が凄い作品。
ラストは生地をたっぷりと使ったボリューム感のあるドレープ・ドレス。
日本の高い技術と若い感性が交差しながら生み出されるデザイン。様々な層に共感されそうですね。
これからも楽しみなブランドです。
最初のロボット以外全て写真はFASHION PRESSさんより