10月12日(土)渋谷Parco part1のMuseumにて行われている絶命展と、writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)のプロローグ・ショーを観て来ました。
これは、織姫とちいさな子供たちが住む星と僕たち地球のお話です。 あるところに織姫と子供たちが住む小さな星がありました。 その星は布が手に入らなくなった不毛の地です。 彼らはぼろぼろの服を纏っています。 織姫と子供たちは、とうとう耐えきれなくなり、 新しい布を手に入れようと、宇宙船を作る決意をするのでした。
原作 : 山縣良和 演出・脚本 : 安藤桃子(映画監督) -HPより引用-
プロローグ・ショーのコンセプトストーリーです。
空間の真ん中に座した宇宙船。こちらに乗って出発する物語。
織り機が宇宙船化したもので木製。写真では見えませんが、丸棒も宇宙船型で、中に設置してありました。
ショーは子供の叩く太鼓音で始まり、演奏者によるギター音と一緒にバック・ミュージックを構成。「何が始まるのかな??」というスタート。
織姫を宇宙船に乗せている所。繋ぎ合わせたボロボロの着物を皆、纏っています。
布を探す旅に出る織姫を支え、舞台を盛り上げる子供達。
テーマが壮大で、「何だろう?」と考えてしまう所もありましたが、現代の衣服で溢れる市場とは真逆のお話で、布が無くて衣服が作れなくてというストーリーは興味深かったです。
毎日沢山の服に囲まれているので、コレが全部無かったら、、、(考えたことありますか?)
と考えると凄く寂しい気持ちになりました。
ショーは子供と織姫の入場+退場形式で、ギターの演奏者も同じような質素な衣装でした。
プロローグ・ショーとの事で、序章らしい短いショーでした。続きはどうなるのでしょうね?
その後、会場となっている絶命展を見ました。
毎日変わる展示だそう。モチーフは静物だけでなく、生きた人物も。
お人形ではなく人間がアート化。
生きた展示と言えば良いのでしょうか?不思議な感覚でした。
墓石が浮遊する作品。墓石には「肩巾」。右下の人だけ生きた人。
これは面白かったです。笑いました!
絵画と立体の融合作品。
現代アートのインスタレーションを見ているような、時々ふっと笑わせるようなユーモアありました。
「ファッション」の人は理解出来るのかな?とか「アート」の人にはどう思われる?とかそんな疑問も頭に上がりましたが、言葉にする前にまずは感じて欲しい。そんな展示に思われました。