roomsLINK-marble mira..-

台風から一夜明けて秋晴れとなりました。

ファッション・ウィークも中盤です。昨日は展示会roomsLINKにて、marble mira..(マーブル・ミラ)さんのブースにお邪魔しました。

実は10月にこちらのマーブルさんの会社を訪問して、「会社で買い物しちゃおうツアー」を企画していたのですが、残念ながら希望人数が集まらず、企画倒れとなりました。

ご紹介は春夏物ですが、次回の企画の際は是非!

空色のヴィジュアル『マーブル のち 晴れ』

マーブルミラの服を着ると、気持ちが晴れる♪ 

晴、雨、くもり、365日、マーブルを着て出かけよう。

そんな言葉から始まった春夏物。ブース内はブルーの色が弾けてました。

目に飛び込んで来たのはこちらのスパイラル階段のグラフィック。

前シーズンよりオリジナルが登場したタイツ。

オリジナルタイツ3つと右はワンピースの後姿。

タイツ写真の真ん中は四角い幾何学柄、まるで油絵家モンドリアンの絵のようですが、裏にあたる半分は無地になっていて、写真のは黒になります。(見えなくてスミマセン;)

白で膨張が気になっても、半分黒いと安心ですね。

こちらの白いシャツは袖がシャツ。

何を言ってるの?と思われそうですが、 左写真の袖に注目。右が拡大。

肩の部分は開いているのですが、袖がシャツデザインなんです!

テーラードデザインのスカートとワンピースも有ります。

左はジャケットの襟が裾になったミニスカート。右はアシンメトリーになったデザインのワンピース。これまでもアシンメトリー(左右非対称)な物はありましたが、今回デザインのテーマは『キュビズム』。ピカソとかブラックとか油絵、ご覧になった方は判りますね?

正面顔なのに横顔が付いていたりと一定の法則の元、描かれている絵画の手法です。

 

左はキュビズム的なイラストを乗せたカットソー、右はオールインワン。

シーズンごとに変わるテキスタイルプリントや全体に大人可愛いが特徴だったマーブル・ミラさん。

今回、より大人な雰囲気にチェレンジとの事でイラストも一新。オールインワンはトップ部分はシャツ、ボトムはタンガリー素材とこちらもかなり大人ヴァージョン。

 タイツにもあったブロック柄。トップ&ボトムスでも揃います。

春一番に羽織りたいブルゾン、一度は着てみたい柄パンツ。

光が入ってしまいましたが、左のブルゾンはネイビー色。右は黒ベースで柄のパンツです。

会場の光の関係で、ちょっと写真が綺麗に撮れていない部分もありますが、すっかり大人になったマーブルさんの世界、垣間見れたでしょうか?

HPはこちら→http://marblemira.com/

facebookのページはこちら→https://www.facebook.com/marblemira

showroom BABYLON -AGURI SAGIMORI-

台風の為、東京も昨夜から凄い雨と風に見舞われました。

外出の方々、色々と不便・大変だったかと思います。私も渋谷に向かったのですが、バスは無く、電車はストップ、地下鉄は入場規制、タクシーは行列と八方塞がりの中、最終的に電車が動き、やっと到着することが出来ました。

本日はいつもより体力使いお疲れかと思います。どうぞ早めに休息下さいね。

昨日、雨が小ぶりなうちにお邪魔した展示会の報告です。

生産が国内というMade in JapanのブランドAGURI SAGIMORIさん。

人は場面によって、色んな顔を持っています。

そんな「face」にフォーカスした2014年の春夏コレクション。

 顔を布に落とし込んで表現しています。

全て見せるのではなく、一部を魅せる所に妖しさと独特の美観を感じます。

刺繍モチーフがふんだんに使われ平面画が半立体に。

注目したのはこちらの紙を織り込んだ素材生地によるワンピース。

生地会社さんと制作。不思議な張り感が出ていました。

ワン・ウォッシュして柔らかくなっていて、着た感じゴワゴワ感はないとの事。

張り感を楽しめ、ご自身の動きによってフィットする新しい生地のワンピースです。

背中のデザイン、羽部分と本体に空間もあり、中が見えるので、インにカラーを着て見せるコーディネートが良さそうでした。ボタンループが凝っていたり、ポケットがちゃんとあったり、シンプルに見えて機能性・デザイン性しっかりです。

グラフィックは鳥。トレンチコートやレザージャケットも有り。

トレンチxレースのコンビネーション。お洒落な上、暑い日本の気温にピッタリ。

 赤のドレスや黒のブラウスなど一つ一つが美しい。

写真に収められてないですが、どのアイテムも後姿が綺麗です。

そして今回初とおっしゃってたのが靴。

こちらも日本製。左はブランドのオリジナル生地によるパンプス。

ブランドのイメージにぴったりなフェミニンなシューズ。

下の写真のようにアンクレットと合わせたらゴージャス。

 

ワンピースの装飾、刺繍と同じアンクレット。

 こちらはブーティタイプ。ヒールはゴールド。

靴好きさんの為に価格をチラリ。パンプスで3万円台、ブーティで4万円台でした。

まだまだ得意のドレープやレザーなどご紹介出来てませんが、気になった方は、webにて以前の作品をチェック。

AGURI SAGIMORI

※19日にインスタレーション。installation by Aguri Sagimori×Noriaki Sakamoto / 12:00~22:00 19th Oct 2013

 

展示会の詳細 showroom BABYLON

MBFW-Ujoh

今週はファッション・ウィークと言うのに、台風が来てしまいました。

寝る暇なく創った2014年春夏が一斉に発表される1週間。ずばり台風打撃を受けそうなコレクションや展示会など、大変だろうなと思います。

少しでも目にしたモノはwebで拡散していきたいと思います。

今朝はUjoh(ウジョー)のショーを観ました。

ノリの良いテンポの音楽からスタートしたコレクションは、春夏らしい軽さを素材やパターンで表現したものとコレクション記載に有りました。

写真が上手く撮れなかったので、fashionsnapさん、fashionpressさんより拝借。(有り難うございます)

春らしいスモーキー・ブルーのワンピースとジャケット。

布帛ならではの光沢感も美しいですね。

優しい雰囲気の不思議な色合いの生地。

動きからは張り感のある生地に見えましたが、裏の黄色い色が透けて全体としては暖かい春の光のような空気を感じました。ダブルラッセルと言う素材だそう。

左はファースト・ルック。

同じパンツに見えたので、一緒に並べます。

お仕事にも履いて行けそうな細身ラインのパンツ。サイドのラインが色違いで入っているのが素敵ですね。

大人の女性なら1枚は欲しいベージュのワンピース。(上記写真は全てfashionpressより)

ヌードベージュながら白とコンビネーションが軽やかさを演出しています。膝丈でエレガント。

レーシーな仕上がりの生地で涼しげなルック。(写真はfashionsnapより)

同じ生地でハーフパンツやシャツも有りました。ストライプと合わせたコーディネートも新鮮でした。植物柄のカットジャガードで作られたアクセサリーのように豪華な生地。

そして殆どのルックがモデルさんの身長で膝丈。

大人の女性が注目すべきブランドですね。

MIKIO SAKABE&絶命展

昨日13日(日)夜もParco Museumへ向かい、坂部三樹郎とSHUEH JEN-FANG(シュエ ジェンファン)のお二人が手がけるMIKIO SAKABEのショーを観ました。

同年代の友人にも元気だねーって言われますが、決して元気ではなく、夜出掛けると翌日ぐったりする年齢です。

会場にはプレス関係者以外に20代位の若いファッション層が大勢いました。

「風の谷のナウシカ」の音楽から始まったショーは、モデルさんが石のブロックに上がりポーズそしてウォーキングなシンプルなもの。

様々な体格のモデルさんが表現。日本のファッションにある『可愛い』に『可哀相』とか『怖い』を注入。こちらのレイヤー感のあるスタイリングにスニーカーはお洒落。

可愛い文化は日本特有。東京では原宿ファッションがあります。こちらは姫系なのでドレス。

感じるのは全て、海外から日本を見た目線。

海の向こうから日本のファッションを見たらこう。っていう解釈に思えました。

なので日本人の私から見ると有りのままを表現されて、ちょっとくすぐったい部分も感じますが、海外の人達に伝わりやすいブランドだと思います。

若い人からは「あ~これなら自分でも出来る」って思われそうな気もしますが、アートで言ったら、ピカソのようなもので、ちゃんと完璧なデッサンがあるからキュビズムになったのですよ。洋服を作る基礎があるから出来るのですよ。とそういう理解もして貰えてるといいなと思います。

残念ながら、写真が上手く撮れませんでした。

日替わりと言っていた絶命展。変化のある作品、並べてみました。

 

左が前日。 右が翌日。モチーフが増加。演出も変わってました。

生きた表現なのですね。

12日のwrittenafterwards、13日のMIKIO SAKABE、正直、理解できなかったらどうしようと不安でしたが、間近で観て見たら、凄く判りやすかったです。

ITの発達で世界のコレクションが同時に見れる嬉しさは有りますが、やはりファッションショーは生で空気と空間を感じないとダメですね。

絶命展なのに、逆に「生きる」を沢山感じた展示とショーでした。

writtenafterwards&絶命展

10月12日(土)渋谷Parco part1のMuseumにて行われている絶命展と、writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)のプロローグ・ショーを観て来ました。

これは、織姫とちいさな子供たちが住む星と僕たち地球のお話です。 あるところに織姫と子供たちが住む小さな星がありました。 その星は布が手に入らなくなった不毛の地です。 彼らはぼろぼろの服を纏っています。 織姫と子供たちは、とうとう耐えきれなくなり、 新しい布を手に入れようと、宇宙船を作る決意をするのでした。
原作 : 山縣良和 演出・脚本 : 安藤桃子(映画監督)       -HPより引用-

プロローグ・ショーのコンセプトストーリーです。

空間の真ん中に座した宇宙船。こちらに乗って出発する物語。

織り機が宇宙船化したもので木製。写真では見えませんが、丸棒も宇宙船型で、中に設置してありました。

ショーは子供の叩く太鼓音で始まり、演奏者によるギター音と一緒にバック・ミュージックを構成。「何が始まるのかな??」というスタート。

織姫を宇宙船に乗せている所。繋ぎ合わせたボロボロの着物を皆、纏っています。

布を探す旅に出る織姫を支え、舞台を盛り上げる子供達。

テーマが壮大で、「何だろう?」と考えてしまう所もありましたが、現代の衣服で溢れる市場とは真逆のお話で、布が無くて衣服が作れなくてというストーリーは興味深かったです。

毎日沢山の服に囲まれているので、コレが全部無かったら、、、(考えたことありますか?)

と考えると凄く寂しい気持ちになりました。

ショーは子供と織姫の入場+退場形式で、ギターの演奏者も同じような質素な衣装でした。

プロローグ・ショーとの事で、序章らしい短いショーでした。続きはどうなるのでしょうね?

その後、会場となっている絶命展を見ました。

毎日変わる展示だそう。モチーフは静物だけでなく、生きた人物も。

お人形ではなく人間がアート化。

生きた展示と言えば良いのでしょうか?不思議な感覚でした。

墓石が浮遊する作品。墓石には「肩巾」。右下の人だけ生きた人。

これは面白かったです。笑いました!

絵画と立体の融合作品。

現代アートのインスタレーションを見ているような、時々ふっと笑わせるようなユーモアありました。

「ファッション」の人は理解出来るのかな?とか「アート」の人にはどう思われる?とかそんな疑問も頭に上がりましたが、言葉にする前にまずは感じて欲しい。そんな展示に思われました。

『絶命展』は今日までやっています。→渋谷パルコpart1・3F