旅するルイ・ヴィトン VOLEZ VOGUEZ VOYAGEZ LOUIS VUITTON

ご無沙汰しております。色々と事情があり、Blogを書けないでおりました。

そんな間にも市場にメイド・イン・ジャパンのお洋服増えましたね。個人的に嬉しい限りです。

今日は日本製ではないですが、先日観に行ったルイ・ヴィトンの展覧会について書きたいと思います。

 ほのかにライトアップが壁に映る夕暮れ時に行きました。

入場無料とさすがラグジュアリーブライトならではの懐の大きさ。

トランクバッグを作り始めた創始者。

衣服を入れたり、靴を入れたり用途に合わせた数々のトランク。

シンディ・シャーマンとのコラボレーション。

ダミアン・ハーストとのコラボレーション。なんと手術道具入れとの事。

ご存知日本のアーティスト。村上 隆とのコラボレーション。



砂漠に海に旅する時は、、ルイ・ヴィトンならではの提案がありました。


中盤の飛行機ディスプレイによる展示は迫力でした。

車のタイヤ入れだったり、香水に爪磨き入れだったり、すっぽりとサイズぴったりな箱型キャリー達。

中でもお気に入りは本棚付きトランクとレコードトランク。(レコードトランクは写せませんでした。)

贅沢品であり、限られた人しか使えなかったにしろ、生活必需品を入れ、安全に運ぶために設計されたトランク。その時代の技術を組み込んで職人達の手によって一つ一つ作られたモノは感動でした。展示最後の部屋には現在の職人さんが革のタグを制作している所を見ることが出来ました。

ルイ・ヴィトンが提案する旅と一緒に歴史と伝統を感じることができる、そんな展覧会です。(もちろん関わったデザイナー達の主たる作品も展示。最新の二コラ・ジェスキエールも有りますよ。)

館内は美術館にあるような音声ガイドがあり、聞きながらの鑑賞もオススメです。

スタッフの方々はスマートな対応で、作品、空間、雰囲気共に贅沢でした。

ルイ・ヴィトン展覧会
6月19日まで。

JFWランウェイACE-CREATION

10月の17日(土)は、ACE-CREATION(エース・クリエイション)のショーに行きました。

会場には大きな白い球体があり、どんなランウェイになるのだろうと思ったら、辺りが真っ暗になり、球体が割れ、中からはロボットが!

エース・クリエイションのショーにようこそとご挨拶。

子供から花束を手渡され受け取り、その後ショーがスタート。

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ブルー系のファーストルックでスタート。

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サイドに別布でプリーツの入ったアレンジ・トレンチコート。

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プリントはシンプルな合わせやすそうな柄。

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2016年春夏に欠かせない「ホワイト」。

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トリミングを縦に付けたパンツ。

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この装飾も面白いですね。

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立体的なトップスでドレスアップスタイル。

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上記のトップスの朱色(赤)シリーズ。日本らしくもある柄ですね。左のジャケットは繋ぎ目が特殊な縫製との事。

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ニットなのかシースルー素材なのか遠目で判らなかったワンピース。ホールガーメント(無縫製)ニットでした。透けた感じの見せ方が新しいなと思いました。

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どこまでもリボンかトリミング素材を繋げたような、手数が凄い作品。

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ラストは生地をたっぷりと使ったボリューム感のあるドレープ・ドレス。

日本の高い技術と若い感性が交差しながら生み出されるデザイン。様々な層に共感されそうですね。

これからも楽しみなブランドです。

ACE-CREATION

最初のロボット以外全て写真はFASHION PRESSさんより

JFWランウェイdivka2016SS

10月14日のdivka(ディウカ)のショーより。

遠目で白っぽいなあと思ってましたが、薄く柄の入った生地、ライトグレーでした。

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ヘッドピースも魅力なファーストルック。コレクションのタイトルは「uni-form」。

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ライトグレーに黒が入ってきたルック。肌(色)も含めバランスが良いですね。

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ライトグレーにカラーが入ってきたルック。ドレープが美しいですね。

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間でカラー変化をしながら、ラストは黒。

同じ布でもレザーを使うとハードになりますね。黒にネイビーが入ったルック。
それでもどことなく柔らかい雰囲気が残ります。

所々、大胆に表現するヘッド・ピースに生命をも感じさせる布の力強さ、取り巻く優しい空気に魅力を感じました。

「私達が試みたのは、襟や身頃や袖、生地の表と裏といった部分への分類されないような服作りでした。部分と部分の境界を曖昧にすること。あるいは一つのパターンで表現してみること。divkaは私たち自身も知らない服を作り出そうと試みています。」

会場で配布されたブランド紹介には、そう記してありました。

JFWランウェイIN-PROCESS

秋晴れの週半ば、IN-PROCESSの2016年春夏物がお目見えしました。

今回はインヴィテーションにルックが別途紹介されていた為、予習済みで望みます。
テーマは「WILD 」、サファリなスタイルが飛び出しました。

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わかりやすいルックはこちら。

IN-PROCESSらしいプリント柄生地にのサファリジャケットのようにポケットが付き、アニマル柄と筆で描いたようなカラーで表現。

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同じくジャケット。
ここでサファリジャケットについてWikiで調べました。
1950年位発祥。

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こちらのジャケットは、ウエストのベルト替わりにしぼりが入ったデザインでアレンジはありますが、まさにサファリジャケット。

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コートとパンツでお揃いになるシリーズ。一組あれば何通りもコーディネートが楽しめそう。

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すっきりシルエットのワンピース。スカーフもお揃い!

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靴もアニマル柄仕立て。こんなPOPな色合いで来年は闊歩したいですね。

 

 このサンダルも注目。 

IN-PROCESSはその特徴の一つとしてプリント柄が挙げられます。現在はその特徴を生かして、傘やスカーフ、靴下など小物も展開。

無駄の無いパターンに丁寧な日本の縫製は、このブランドの持つ内なる「美」だと思います。

  
IN-PROCESS

NHK ワールド12月7日、NHK BS12月10日放送予定「国際カップルが描く西洋と東洋の美の融合」

最初と最後の映像以外は、FASHION PRESSより引用。

JFWランウェイATSUSHI NAKASHIMA

NY→London→Milan→Paris そしてTokyoと2016年春夏・発表の時期が来ました。

場所は主に渋谷ヒカリエで、コレクション、インスタレーション、展示会と渋谷界隈で繰り広げられます。

ぐっと外国人の多くなったATSUSHI NAKASHIMAのショー会場。世界の門扉を開き、進出している様子を伺わせます。  

オープニングは光から登場。

今回のタイトルは「DISCOVERY」スタンリー・キューブリックの映画、2001年宇宙の旅からインスパイアされたもの。

メインカラーは白、黒、赤にカーキ、そして光の色でした。

これまでフェミニンで力強くどこかセクシーなイメージでしたが、時代をしっかりとフューチャーしたメンズを含むコレクションへ移行。
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2016年春夏のタイトルは「DISCOVERY」
スタンリーキューブリックの映画、2001年宇宙の旅からインスパイアされたもので、構築的なディテールで未来的な世界を表現。

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フューチャリステックでスポーティなメンズ。

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赤が美しいルック。スポーティのコーディネートのお手本。

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 白、黒、赤のバランスが綺麗なルック。

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サンダルもスポーティなデザイン。未来に飛んでいけそうな靴ですね。

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ショー後半に登場したカーキ色のルック。お気に入りです。

ボンディング地の様にプクッと見える生地は、ネオプレンというものだそう。ニット素材にソポンジを張り合わせ独特な張り感と保湿性を兼ね添えた素材。

生地自体も「発見」=DISCOVERYがあったのでしょうか。

未来意識のコレクションから、リアルクローズを見い出す。そんなランウェイでした。
(Instagramの映像から、音楽と空気感をお伝えできればと思います。)
  
ATSUSHI NAKASHIMA

最初の光と最後の映像以外の写真はFASHION PRESS