helter skelter突撃取材「今、何作ってますか」

展示会前の忙しい時期に、helter skelterさんにお邪魔、取材して来ました。

  
素敵なディテールのシンプルなワンピースが目に飛び込みました。

 
前からはシンプル、サイドからは立体、後ろからはモードな作品。

   

トルソーのもう一体はベスト付きブラウスを着た ジャケットスタイル。

トルソー入り口
晩夏のスタイリングがお出迎え。

デザイナーさんに聞いてみました。

Q:この秋のオススメは?

A:長袖と着れるワンピース

これから梅雨が終わり、暑くなり、そして涼しくなったら着頃ですね。(夏は、このまま着用です)

トルソー姉妹
上がったばかりのこちらも、襟の形が楽しく、両サイドに別生地をはめ込んだワンピース。

トルソーギャザー袖
ギャザースリーブのワンピも健在!少し地厚なベージュのタイプはロマンティックにレースインナーと合わせて。

  

ノースリーブのロングタンクトップは真ん中にレースをあしらった有り難いインナー。裏地の無いワンピースに持ってこいです。

  

一緒に並んでいるのは黒ではなくネイビー。黒だとモードになるデザインなのに、ネイビーだと爽やかですね。

トルソーAライン
お馴染みのAラインワンピース。上のギャザースリーブと一緒でファンが多く、良い生地が入手すると作ってしまうとの事。helter skelterさんを語る上で欠かせないアイテムとなっています。

   
  
 

こちらのデザインは現在人気で、やはり生地待ちアイテム。

さて気が付きましたか?

デザイナーさんのお勧め通り、どれも長袖とコーディネート可能なモノばかり!
次にこんな質問をしてみました。

Q:お洋服を作っていて、幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

A:チームでやっているので、一人では無し得なかったデザインが、チームでやると完成する事が出来た瞬間は、嬉しいです。また一人でやってる時も思った通り仕上がった時は幸せです。

作っている人達が幸せを感じるお洋服。着ている人にも伝わっていると思います。
衣服は身体に直接触れるもの。健全なモノを身に着けたいですね。

以上、最近のヘルター・スケルターさんの制作現場でした。

helter skelter
web shop
JFW-IFF CREATOR’S VILLEGE E-52 秋冬展示会 7/22-24(要招待状)

ADVANCED STYLE そのファッションが、人生

映画「アドバンスト・スタイル」を観ました。
以前、写真展を見にいき、その際、5月に映画公開と知り、楽しみにしていました。
ちらし

この映画は、アリ・セス・コーエンと言うフォトグラファーが2008年から始めたファッション・ブログにて、NY在住の60代以上のお洒落上級者にフォーカス。写真をUPしていった所、大反響!!写真集も出版され、そして映画になったという流れ。

フォトグラファー

写真の方がAri Seth Cohen(アリ・セス・コーエン)さん。

お洒落上級者のマダム達はとにかくパワフル。
印象に残っているのが、自分の髪の毛で付けまつげを作っている90代のILONAさん。
70代位から絵を始め、アーティストになり、先生までしている彼女がとにかくチャーミング。

また出版社で働いていたJOYCEさんは身のこなしがエレガントで、オペラもやっていて声が美しい。存在感が凄くて居るだけで華やか! 赤い羽織がとても似合ってました。

映画館ポスター

ブログや写真集からどんどん有名になり、TV出演からLANVANのモデル依頼まで、物語は進んで行きます。
ドキュメンタリーですが、いつの間にか彼女達のわくわくとパワーが自分のものと重なってゆきます。

映画館のポスター2

最後はNYで行われるファッション・ウィーク内のファッションショーが撮影の舞台。お洒落上級者も路上で、ゲリラ的なショーを行います。

そして、ランウェイを観る為にフロント・ロー(一番前)に座っていたZELDAさん。御年95歳。
ショーの最中、気絶して帰らぬ人となりました。

ファッションの中心でお亡くなりになるなんて、、そんな事あるんですね。
まさに人生最後までファッション。

おおいに元気を頂ました!

お洒落に迷っている人だけでなく、人生に迷っている人も何かチャージ出来そうな、そんな映画です。
是非、ご覧になってみて下さいね。

アドバンスト・スタイル

山口 小夜子 未来を着る人

東京都現代美術館で行われている展覧会に行って来ました。

museum1 museum2museum inside

山口 小夜子さんというファッション・モデルをご存知でしょうか。
資生堂の広告でその姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。

ポスター

“パリ・コレクションで初めてデビューしたアジア人モデル
SAYKOマネキンまで作られ、世界のショーウィンドーを飾った
モデルと言われる職業を表現者とした人”

今でいうアジアン・ビューティ。

sayoko

sayoko in white dress

まるで日本人形の様な容姿。
初めて雑誌で見た時の印象はそんな感じでした。

自らをウェアリストと呼ぶ、彼女のコレクションでのキャット・ウォークはとても印象的でした。
まるで洋服が生きているかのようです。
今回の展覧会でも数多く、ファッションショーで歩く映像が有りました。
海外モデルから比べると少し小柄とも思えますが、ショーの中では何故か大きく感じます。


こちらの作品:山口小夜子×生西康典×掛川康典《夢よりも少し長い闇》2015
マネキンのインスタレーションと共に、音、言葉、光、影がコラボレーション。


こちらは躍動しながら音読する作品。
モデルという枠から出て、映画に出演したり、パフォーマンスをしたり、多くの芸術に携わった人としても有名です。
現代のモデルさんも女優さんへの転身など見られますが、
とりわけアンダーグラウンドな音楽やアートに積極的に関わった方だと思います。
会場はいくつか区切られ、人形劇や短編映像、言葉と音楽、そして彼女の美しい表現が随所にありました。

「魂は人という服を着ている…」

そんな言葉も聞こえました。

「着る」事にとことん拘った人。

残念ながら2007年に他界されてますが、私にとっては、とても神秘的な存在でした。

ご興味ある方は是非。(会期:6月28日まで)

東京都現代美術館「山口 小夜子 未来を着る人」

POTTENBURN TOHKIIさんNEWアトリエ兼ショップ

ツツジが綺麗な時期ですね。

気温も上がり、外出しやすいシーズン到来。

POTTENBURN TOHKIIさんがデザイナーズ・ビレッジさんから卒業し、新しくアトリエ兼ショップを構えました。

早速行って来ましたよ~

entrance

アトリエ前はお花でいっぱい。4月25日お披露目、26日オープン。
手前がショップ、奥にアトリエという内装。
hunging2
hunging1
店内は2015年の春夏物がびっしり。
bluuches
bags&sundals
show piece bag
人気のブローチやバッグにサンダル、リュック(こちらはショーピース)などポッテンさんの世界満載!
wall DP
ハンドメイドの照明。ディスプレイもポッテンさんらしさを感じました。
shirts
シャツを購入しました。(実は秋冬しか持っておらず、春夏デビューしました^^)
早速、お仕事に着て行く予定。
2015-16AWphotos
こちらは現在、出張中の2015-16秋冬物のビジュアル。
来期も楽しみですね。

5月から毎週・土曜日はショップ・オープンの予定だそうです。
(不定休の為、blogで最新情報をチェック!)
POTTENBURN TOKIIワールドでショッピングが出来るなんて嬉しいですよね?
「秋冬も予約したい~」ってリクエストも可能ではないでしょうか。

浅草もスカイツリーもすぐ近くの場所。是非、お訪ねくださいね☆

*本日のアクセス:銀座線「稲荷町」3番出口を出て仏具屋さん「翠雲堂」(スイウンドウ)方面に直進。
座り食い「そばやさん」を左に曲がり、サンクスを右に曲がる。50mほどの右手側。徒歩7~10分くらい。

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IN-PROCESS BY HALL OHARA 2015-16AW

先週は1週間ファッション・ウィークと題して都内各所で2015-16年の新作がお披露目でした。

IN-PROCESS BY HALL OHARAさんのコレクションに行って来ました。

今回のテーマは「dekor」=デコール(ドイツ語でデコレーションの意味)

~バウハウス、アール・ヌーヴォー、70Sのテキスタイル/プリント・デザインのノスタルジックな要素を調和的なミックスで作り上げた今季のコレクション~

個人的に好きな単語が並んでいて、期待が膨らみます。

xINPROCESSBYHALLOHARA-20150318_firstlook (427x640)

 

ファーストルックはブルゾンから。

デザインはスポーツテイストで有りながら、インプロセスさんらしいプリントがフューチャーされてます。今年の秋冬はコートの下にこんなブルゾンも良さそうですね。

INPROCESSBYHALLOHARA-20150318-halfpants (427x640)

 左右でプリントの違うハーフパンツ。

INPROCESS20150318_setup-knit (427x640)INPROCESS20150318_setup-camel (427x640)

 ベージュ系の色合いも秋冬は注目。ニットのセットアップやスーツ。

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パープルやグリーンを含んだヨーロッパ調の色合い。

デコレーション=装飾をプリントで感じさせます。

INPROCESS20150318_dress&crachi (427x640)INPROCESS2015-16AW dress (427x640)

異素材の袖がついたワンピースや、フレアーなシルエットも素敵でした。

INPROCESS20150318_cheked coat (427x640)INPROCESS20150318_cheked sk&pt (427x640)

チェックや格子柄のコーディネート。

INPROCESS20150318_deco (427x640)

こちらのルックも印象的でした。レイヤードのスタイリング。

INPROCESS20150318_printed bag (427x640)

クラッチやショルダーバッグも登場。お洋服とお揃いって魅力ですね。

柄on柄もたっぷりのコレクション。色や柄が好みの方は全身でハマリそうですね。

写真は全てFashionsnapさんから。